2023-02-10

その時歴史が動いた #世界樹の迷宮

 まずはこちらの動画をご覧いただきたい。


 2023年2月9日7時半頃、冒険者達は震撼した。折しもTwitterの不具合で「ツイートの送信ができない」中、どれほどの人々が文字にならない雄叫びをあげ、驚喜にもんどりうったことだろう。筆者もそのひとりである。

 先のニンテンドーダイレクトにて、「世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」HDリマスター版についての発表がなされた。詳細はこの任天堂トピックスの記事に譲るとして、ここではシリーズのファンとして、いち冒険者として語らせていただきたい。

 世界樹の迷宮(以下、SQ)シリーズは2018年発売の「X」(クロス)を最後に、新作もリメイクもリリースされることがなく、ほぼ音沙汰のない状況が続いていた。
 任天堂側のハード事情として、Nintendo Switchの発売が2017年3月3日、一方で3DSの生産終了の発売が2020年9月16日SQXの前年にはSwitchが既に産声をあげているのだ。
 この、全く新しいハードへ対応するため(当時の次の予定が新作であろうと、リメイク・リマスターであろうと)SQ開発陣が議論と試行錯誤を重ねたことは想像に難くないし、言うまでもない。音沙汰がなかったのも、難航する開発事情を抱えた中で「表にできる情報があまりにも少なかった」ためではないだろうか。プレイヤーへの発信もなかなか思うようにできないまま経過したのが、この4年半の歳月だったのではないか。
 そう、我々は4年半待ったのである。
 
しかしその間苦しんだのは公式も同じであるはずだ。もしかしたら同じどころかそれ以上。私はビデオゲームの制作についてなんの技術も造詣も持たず、ましてやその現場を体感したこともない。が、現場の人々に思いを馳せ、想像を巡らすことはできる。
 ものを作る側として、「次」を期待してくれるユーザーを前に、表立って報告できることが何もないという申し訳なさと苦悩を思うと今にも卒倒しかねん勢いであ
る。モノは違えど私にもそういう経験が、少しだけあったので。

 話を戻す。
 3DSの生産が終わり、ニンテンドーeショップでのサポートももうすぐ終了しようとしている現状で、先の発表は
「まずはSwitchで遊べる状態を確保しよう」
という意気込みがうかがえた。私はこれを英断と讃えたい。
 しかも3段階からの難易度選択や利き手設定、スキルツリーの見やすさ、クラスにとらわれないキャラグラフィック選択が可能な新仕様などなど、かゆいところに手が届きまくる設計はもはや千手観音である。「最新ハードで快適に遊んでもらうため」「手に取ってもらいやすくするため」いかに開発陣が心を砕いてきたかをひしひしと感じ取れる。
ベタ移植でない“リマスター”の意義がここにある。

 ニンダイで発表された当日に公式生放送という初速の勢いも盛り上がりに大きく貢献していた。
 Youtubeのアーカイブによれば高評価数3167、視聴回数56,453(※2月10日0時49分現在)、
Twitterでは #世界樹生放送 のハッシュタグが「日本のトレンド」の2位に昇りつめるという事態に。
(これを書いている今、生放送ゲストをつとめた川原慶久さんのTwitterスペースを拝聴しているのだが、リスナー数が他148人とか表示されとる。震えている)

 この怒涛の1日の出来事だけでも、待った甲斐は確実にあった。
 4年半の間、心ない声を見かけて胸を痛めることもあった(『きっと見えないところでがんばってんだからあんまり言ってやるなよ……想像してあげておくれよ……好きなら私と一緒に信じておくれよ……』という気持ち)。好きなコンテンツの開発元が悪しざまに言われているのを見たくなくて、関連ワードをミュートしていたこともあった。特にナイーヴな時期だったと思う。だがもう、そんなふうに殻にこもる必要もないのだ。数多の冒険者仲間と共に祝杯をかわし、歓びを享受する時が来たのだ。
 信じる者は救われる、とは限らないかもしれない。しかし、SQシリーズを愛し、信じて待ち続けた私は、私という人間は救われた。
 少なくともそれだけは確かに言えることである。

(2023/02/10 20:51 一部改稿)

2023-02-07

今日のまなえびちゃんスタンプ

  という試みを行っている。つい最近始めた。

 Twitterで、一日の終わりに「その日できたこと」「充実した体験」を箇条書きにしてつぶやくというものだ。先日の記事でも紹介した謎生物「ラブエンジェルまなえびちゃん」の優しいデザインにちなみ、その名を冠している。

 今日という一日の、素敵なハイライトを思い出して眠るためのおまじないだ。

 いつからなのかはわからないが、私には「つらかったこと」「悲しかったこと」といった"負の感情の記憶"に限って忘れることができず、頻繁に思い出してしまう悪癖がある。
 頭の中に記憶のタンスがあるとして、引き出しを開けた時、真っ先に目に入るのが負の記憶なのだ。しかもそれは引き出しの中でやたらとスペースを取っていた。幸福な思い出、嬉しかった記憶等は奥へ奥へと追いやられ、思い出すのにひと手間かかる。負の記憶に圧迫されてしまう。
 この頃は調子もふるわないので、せめて自分が楽に過ごせるよう、ちいさな幸せ達にインデックスをつけて「思い出しやすく」することにした。後日に振り返るのにもいい。過去の幸せの蓄積が「スタンプ」というかたちで可視化されている。

 自分を適度に甘やかす方法がわからず、またそれが下手であるので、少しでもその足しになればと思い、この取り組みを続けている。
 自分を甘やかす云々については、また後々の機会で触れようと思う。

 刀剣乱舞の江雪左文字よろしく「この世は悲しみに満ちている」と言って世を嘆き、なにかとペシミズムに暮れてばかりの私が
「なんだ、こんなところに幸せがあったじゃないか」
と思えるので、きっと好い方向に作用しているのだと実感している。

 ちなみにこれは2/6のまなえびちゃんスタンプだ。
https://twitter.com/soulcry88/status/1622621479161724928

あなたにもラブエンジェルまなえびちゃんのあったかいハートが届きますように


2023-02-04

一方その頃Twitterは大変なことになっていた

 何がって凍結フェスティバルですよ。うわぁ嫌な祭!ちっともめでたくねえ!

 朝、目覚めてTwitterを開いたらフォロワーが5人くらい減っていた(私は自分で自分のプロフィール画面を見ることが多く、何度か見るうちに数字を覚えていたのである)。
 真っ先に「アカウント凍結」の可能性が頭をよぎる。やっぱりそうでした。

 「なんらかの基準」に引っかかったアカウントが一斉掃射されているのはわかったが、おそらくは自動判定である上に、その基準が何なのかは(有識者による推測は可能なものの)はっきりとわからんという始末。
 というわけで2/3のタイムラインは阿鼻叫喚でした。衝撃的だったのはマシュマロ公式、重音テトオフィシャルあたり。マシュマロさんは無事復活を果たしましたが、後者ツインドリルさんは依然として異議申し立て中。雪像を造ってたらアカウントが凍ってたとかジョークにしては恐すぎるのよ。

 幸いとして私はこの被害を免れました。が、普段からよくツイートに外部リンクを含むし、つべやニコのおすすめ動画のURLを貼るのはしょっちゅうなのに無事というのは割と謎。
 そして個人的に心配なのが、長年相互フォローの方がおひとり、凍結されたままであることです。
 とばっちりから解放されたユーザーさんが多く散見されつつある中で、その方は未だ戻っておりません。困った。
 いつもいる人がいないってのはこう……不安になるんだよ!その人含めフォロイーの生態をぼーっと眺めてたいから私はTwitterやってるの!!
 その方が異議申し立てをし、それがちゃんと通ることをただ願うしかありません。

 プログラムやAIについては専門外なのでわかったようなことは言えないのだが
「この日にこういう大変なことがあった」という記録だけはしておきたかったので、Bloggerに残すのであった。


←これはフリー謎生物の「スベスベサカサドグウモドキ」。もうなんか逆さまでもなんでもいいからはよ皆凍結から溶けてくれ……。

2023-02-03

定住ブログサービスを求めて東へ西へ

←これは謎生物農家・つちのこきづちさんが描いてくれた「ラブエンジェルまなえび」ちゃん。
 タイトルの通りです。今まで使っていたブログサービスがモバイル表示だとめちゃくちゃ改ページが多く、あまりに読みづらいので卒業せねばならぬと決意
……してだいぶ長かったんですが、引っ越し先をどこのサービスにしたものか決められず、宙ぶらりんにしておりました。このたび試しに着陸してみたのがこのBloggerというわけです。
 どのぐらいBloggerで続けられるかわかりません。ある日他に手軽なブログサービスを見つけたら、またお引っ越しをするのかもしれません。しかし、ここ以上の落とし所を見つけられないのが現状なので、何かが起きない限りは当面ここで発信していこうと思います。
 カテゴリ作らなきゃ……